2010年07月02日

推理編〜「寝台特急のワナ」


『みちのく探偵物語』

(この物語は現役探偵が書き下ろしたフィクション!です。みちのく仙台から全国を舞台に様々な人間模様が繰り広げられる…かも知れない(^^ゞ)


第二話
【寝台特急の罠…】



「ふぅ〜…」

みちのく探偵事務所の所長兼経理、そして調査員でもあるヒロは

関西ミッションを難無くこなした帰り道、寝台特急のなかで煙草のけむりと共に深いため息を吐き出した。

出張に出る前、元カノの「依子(よりこ)」から執拗な疑いを掛けられていた。

「ねぇ、出張と言って実は女の人と遊びに行くんじゃないの?本当に仕事なの?関西のどこに何しに行くの!?」

また、

「探偵っていいわよねぇ!守秘義務とか言ってさ、恋人にもどこで何するのか言わないで出掛けられるんだもの!浮気するにはもってこいの仕事よね!しかも、浮気の調査してるから、どうしたらバレないかも分かってるしね!でも私にはすべてお見通しなのよ〜!」

と、

自動小銃のような言語弾が耳に着弾し…、

白神山地に居るかのごとく、頭の中をこだまする♪


依子は…

ヒロとは小学校からの幼なじみで、恋人だった時期もあったが、仕事の環境のすれ違いからか自然に遠のいていき、それぞれ他のパートナーを見付けていた。

お互い、結婚も離婚も経験し…十数年後、ヒロの前に依子が何の前触れもなく現れたのだった。


依子は、元夫の浮気に悩まされた時期もあったらしく、どこから聞いてきたのか突然ヒロの探偵事務所を訪れ…

「ヒロく〜ん、探偵してたのぉ〜、早く教えてよ!探偵頼もうか悩んだ事もあったのよ!でも、相手があっさり認めちゃったから探偵も雇わず慰謝料もしっかりもらって離婚できたのよ〜(^_^)」

依子の離婚までの経緯は割愛するが、まぁ同情の余地は十分あるにしても、

いきなり十数年ぶりで再会して「初恋の人だったの…」と、今さら公然と宣言されても困るのである(・_・、)。

そして、すぐに恋人気取りで本物(!)の恋人以上に嫉妬深いときている…。

ヒロも、今は独身の身なので、恋人は何人居ても構わないが、他のチャンスだけはつぶさないで欲しいと内心願っているm(._.)m。


「あ、そうだ!」

依子にまた変な疑い掛けられて騒がれないように、寝台車の中を撮影して送ってやろう(^^ゞ


「キャバクラのおねーちゃんとホテルでも泊まったんでしょう!?とか、言われかねないからなぁ。」





(ところが…、この送った二枚の写真が基で、依子の疑いがまた炸裂するのであった。)


Mail:「依子〜今晩は泊まらず、寝台特急で戻ってるからね〜写真も送るよ(^-^)」

依子「え〜?ちょっと何これ!怪しい!写真だけ撮った後、本当はどこかのホテルに居るんでしょ!!」

Mail:「ん?いま走ってる寝台特急の個室を撮影して送ったんだけど…。いつもオレが飲むビールとかテーブルに置いてあるでしょ(^-^;」

依子「嘘だ〜!怪しい〜!帰ったら絶対白状させてやるからね!!」


ヒロは愕然とした…


「なんで、いつも正直に報告してるだけなのに、やってもいないことの言い訳をしなくちゃいけないんだろう!?名探偵コナンなら、すぐに疑いを晴らしてくれるのになぁ(泣)」


…。


(-.-;)


同じカテゴリー(みちのく探偵物語)の記事画像
復興のデリバリー!?
【七人の探偵】 通称=ぎん子
【みちのく探偵物語】
同じカテゴリー(みちのく探偵物語)の記事
 復興のデリバリー!? (2012-06-26 23:59)
 【七人の探偵】 通称=ぎん子 (2010-06-17 17:55)
 【みちのく探偵物語】 (2010-06-17 03:23)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
推理編〜「寝台特急のワナ」
    コメント(0)